AM-pの音楽日記

作曲、編曲、ボカロpしてますAM-pの思ったことや制作日記など綴っていこうかと・・・(^_-)-☆

ボカロのエディタ-(^_-)-☆

こんばんは!AM-pでございます(^_-)-☆

 

はじめに

 さて、皆様はどんなボカロエディッターを使用されているのでしょうか?

多くはミクさん標準の"Piapro Studio"を使用されているのではないかと思いますが、本家YAMAHAの"VOCALOID EDITOR "を使っている方はいかほどおられるのでしょうか。

Cubase使いの方であれば"VOCALOID EDITOR for Cubase"(ボカキュー)を使用してるって方もそこそこおられるのではないかと思います。そういう自分も、1年前にボカロp活動を開始したときは、ボカキューを最初に使用していました。プラグインというよりは、Cubaseのエディッター として使用できるため、作業効率は非常に高かったように思います。

 なんでこんな話かというと・・・

 先ごろクリプトンから、ミクさんの新バージョンのアナウンスがありましたが、V5ライブラリとしてではなく、独自のものとなる発表でした。これにより、V5に対応したライブラリの発売は無くなったことがハッキリしたわけですが、対応はPiapro studioの新バージョンとなるようです。

 

 現在、自分はYAMAHAの"VOCALOID5 EDITOR"を使用して主にボカロさん達に歌ってもらっているわけですが、次世代のミクさんがV5のライブラリの発売が無いことが判明してしまっては、今後次世代のミクさんをお迎えしたときに、ミクさんだけエディターを切り替えないといけないのではないか・・・なんて軽いショックを感じたものです。

 そもそも、V5を今使っている人ってどれだけいるのだろうか、なんてことをふっと思ったことで、色々調べてみたんですが、かなりの少数派であるようです。

だったら、いっそPiapro studioに切り替えてしまったほうがよいのではないかと思い、V5エディターについて、自分なりに使ってみた感想などを書いていこうと思います。

 

メリット・デメリット

Vocaloid 5 (以下V5)がリリースされてから1年、使用した実感をもとに書いていますので、あくまでも個人の主観ですので参考程度に見ていただければと思います。

 

V5のメリット

 ・スタイルエディッターにより、自動である程度の調声をしてくれる。

 ・アタック&リリースエフェクトで表現の調声が簡単。

 ・ボーカル用エフェクターを内蔵している。

 ・各種プラグインに対応しているため、DAWを選ばない。

 ・既存のV3,V4ライブラリが使用できる。

V5のデメリット

 ・とにかく重い。やたら重い。

 ・バグが多い。

 ・V5バンクに対応したライブラリがほぼ無い。(これ致命的)

 ・コストが高い。

 ・EVECやクロスシンセシスに対応していない。

 

ざっと挙げるとこんなとこでしょうか。

 スタイル機能はなかなか面白くて、選択した歌唱スタイルで大まかな調声を自動でやってくれるため、作業の効率は飛躍的に上がりますが、自分の調声スタイルが確立している場合はかえって邪魔になる人もいると思います。アタック&リリースエフェクトもしゃくりやらなんやらをクリック一つでつけることができるので、非常に重宝しますが、専用のエフェクトなどはV5対応のライブラリでないと効果は発揮できないため、ミクさんなどでは実力を十分に発揮できないのでもったいない機能です。

 あと、重くってPiaproに比べると、CPUメーターが3割増しくらいでぶっ飛んでます。あと、違うところは、エディット毎にリージョンをレンダリングするので、最終修正したのちはレンダリング無しで再生ができます。ただし、テンポチェンジなど随時変更が行われる場合は、通常のままではレンダリングし続ける事になるため、まともに再生ができません。この場合は設定の変更などで対応しないといけないので、結構メンドイです。これに泣かされました。

 こんな書き方してると、いいとこがまるでないポンコツに思われてしまいますが、あくまでも、ミクさんでの話であって、そもそも、EVEC等はクリプトンの独自アイデアであり、クリプトン製のライブラリでしか使えません。そのため、音街ウナやIA等のライブラリならば、スタイル機能やアタック&リリースエフェクトのある分、V5での使用は効率もよく十分高性能な機能であるため、ライブラリの2つ持ちであれば使い分けるといった方法が望ましいと考えます。

 まだ、次のPiaproがどうなるのかもわからないので、現状では何とも言い難いところですが、V5ユ-ザ-の数は圧倒的に少ないため、どっちがいいのかは比較しづらいとこです。Piaproがミクさんを買えば無償でついてくるのに対して、V5はライブラリとの抱き合わせで結構なお値段するので、ユーザ-が少ないのもわかるような気がします。対応のボカロライブラリが2~3種類しかない上に、人気のタイトルは無いですからね・・・

 なんとも、纏まりのなくなったところで、しばらくはどっちも使えるように慣れておく事を目標に使ってみようと思います。

 

 読んでいただきありがとうございました(^_-)-☆